日本対バーレーンに行ってみた
「おおっ」と思った。イビチャ・オシムのあとを受けて、その座に就任した岡田武史監督が指揮するすべての試合をライブで見ているわけではありませんが、僕が見た試合のなかで、このバーレーン戦は心地よい緊張感が漂っていました。特に監督の周囲に。国家演奏を聞く岡田武史監督の表情は引き締まり、その指揮官から発せられる緊張感はチーム全体に伝播したようで、かなり良い雰囲気となっていました。あと、それよりなによりサポーターの大声援が、チームにエネルギーを与えていたことは間違いありません。本当にスタンドは盛り上がっていました。
彼が指揮官となってから、親善試合では緊張感がちょっと足りないかなぁと感じられることもありましたが、それでも本番の6月決戦に入ると、チームを覆う空気は張り詰めていきました。しかし6月の前半戦は、緊張の限度を越しチームの雰囲気があまり良くない状態に。まあ、それも無理はありません。もはや日本代表にとって、ワールドカップ予選の突破は至上命令となっているのですから。多くの人がアジア予選というハードルは、絶対にクリアしてほしいと願っているし、またできると思っています。僕もそういう1人です。
そうしたなかでの戦いでは、やはり緊張感も普通ではなくなります。そのため勝敗によっては監督の辞任もあるのではと思われる、苦しいまでの危うい空気がチームを支配していました。しかし最終予選進出が決定すると、ほんのわずかですが肩の荷が下りたからか(だからと言って、指揮官からは弛緩している様子はまったく感じられなかったです)、この試合では、本当に良い感じの緊張感にチームは包まれていました。
このほど良い緊張が張り詰めているレベルの雰囲気を、ギリギリのプレッシャーと向き合う最終予選でも保てれば、きっと良い成績を挙げられるはずです。しかしそんなに簡単ではないことも確かです。やはり苦しい状況になると監督、スタッフ、選手に緊張の度が増し、チームにとってマイナスの緊張感が支配することになります。緊張感の度合いというのは本当に微妙だし、ではほど良い緊張感とはどういう感じだといわれても口で説明するのは難しいです。ただ、僕が感じているだけですが、このバーレーン戦を包んでいた緊張感のレベルが最終予選でも持続できれば、本大会出場はグッと近付いてくると思います。
では、試合。やはりチームが安定するには守備陣の充実が不可欠であり、中澤佑二と田中マルクス闘莉王のプレーがチームの生命線であることを実感しました。この試合は雨中戦となったため、よりパワーで勝負する選手が目立ったということもありますが、おそらく彼ら2人のプレーのできは、今後も日本の勝敗に大きく影響を与えることでしょう。
本田圭佑も前半だけでしたが、キレのあるプレーを見せていました。本田圭佑だけでなく、このシリーズで登場した松井大輔、長谷部誠と海外でプレーしている選手はキレがあったね。
気になったのは中村俊輔。試合後の記者会見で岡田武史監督は、中村俊輔のケガは100パーセント完治していると言っていましたが、そうだったかなぁ。ケガを治していく段階で万全の練習ができなかったため、フィジカル面で問題があったというより、プレーしていてまだ痛そうな感じのときがあったように見えました。彼が得意としているテクニックを出しにくい、重いピッチだったにもかかわらず合格点のプレーはしていたんだけどね。
その中村俊輔や田中マルクス闘莉王など、代表に選ばれる選手たちのなかには、たくさんの厳しい試合をこなしてきているだけに、肉体的に万全ではないときもあります。特にテクニシャンの中村俊輔は自分のプレーをするだけでなく、カテナチオの国の選手やヨーロッパの大型選手が繰り出すハードタックルとの戦いを長きに渡って続けてきているため、今回のように万全ではないときもあります。先のアウェー戦では痛み止めの注射を打って出場しているし、こういう限界を超えてまでも戦っている話を聞くと、とにかく彼には充実したオフを過ごしてね、としかもう言えないよね。
で、さらなる厳しい試合となることが予想される今後は、なにより選手のコンディションが重要となります。ワールドカップ予選はFIFAのマッチデーに指定されていますが、それでも海外組にとっては厳しい日程となります。それに関係するように監督には、ジーコの時代に指摘された、例えば国内組は一週間前から合宿を行っているのに、海外組は試合近くになっての合流が多くなってしまい、その海外組のコンディションと国内組のモチベーションをどう解決するかという問題が突き付けられます。さらに国内組では夏場の消耗戦を戦い抜いている時期に、最終予選が始まるのも気がかりです。ヨーロッパへと移籍を目指す選手に有利というより、やはり選手の肉体的な負担を考えると、夏の期間はオフにした方が良いと思うけど、観客動員などを考えると簡単には解決しないことなのでしょう。とにかく予選突破。最高の準備とモチベーションで試合に臨んでもらいたいです。ただ、ピッチでの完成度はまだまだ改善の余地はありますが、ここにきてチームを包む雰囲気は上昇していることは間違いありません。本当に「おおっ」と思いました。
彼が指揮官となってから、親善試合では緊張感がちょっと足りないかなぁと感じられることもありましたが、それでも本番の6月決戦に入ると、チームを覆う空気は張り詰めていきました。しかし6月の前半戦は、緊張の限度を越しチームの雰囲気があまり良くない状態に。まあ、それも無理はありません。もはや日本代表にとって、ワールドカップ予選の突破は至上命令となっているのですから。多くの人がアジア予選というハードルは、絶対にクリアしてほしいと願っているし、またできると思っています。僕もそういう1人です。
そうしたなかでの戦いでは、やはり緊張感も普通ではなくなります。そのため勝敗によっては監督の辞任もあるのではと思われる、苦しいまでの危うい空気がチームを支配していました。しかし最終予選進出が決定すると、ほんのわずかですが肩の荷が下りたからか(だからと言って、指揮官からは弛緩している様子はまったく感じられなかったです)、この試合では、本当に良い感じの緊張感にチームは包まれていました。
このほど良い緊張が張り詰めているレベルの雰囲気を、ギリギリのプレッシャーと向き合う最終予選でも保てれば、きっと良い成績を挙げられるはずです。しかしそんなに簡単ではないことも確かです。やはり苦しい状況になると監督、スタッフ、選手に緊張の度が増し、チームにとってマイナスの緊張感が支配することになります。緊張感の度合いというのは本当に微妙だし、ではほど良い緊張感とはどういう感じだといわれても口で説明するのは難しいです。ただ、僕が感じているだけですが、このバーレーン戦を包んでいた緊張感のレベルが最終予選でも持続できれば、本大会出場はグッと近付いてくると思います。
では、試合。やはりチームが安定するには守備陣の充実が不可欠であり、中澤佑二と田中マルクス闘莉王のプレーがチームの生命線であることを実感しました。この試合は雨中戦となったため、よりパワーで勝負する選手が目立ったということもありますが、おそらく彼ら2人のプレーのできは、今後も日本の勝敗に大きく影響を与えることでしょう。
本田圭佑も前半だけでしたが、キレのあるプレーを見せていました。本田圭佑だけでなく、このシリーズで登場した松井大輔、長谷部誠と海外でプレーしている選手はキレがあったね。
気になったのは中村俊輔。試合後の記者会見で岡田武史監督は、中村俊輔のケガは100パーセント完治していると言っていましたが、そうだったかなぁ。ケガを治していく段階で万全の練習ができなかったため、フィジカル面で問題があったというより、プレーしていてまだ痛そうな感じのときがあったように見えました。彼が得意としているテクニックを出しにくい、重いピッチだったにもかかわらず合格点のプレーはしていたんだけどね。
その中村俊輔や田中マルクス闘莉王など、代表に選ばれる選手たちのなかには、たくさんの厳しい試合をこなしてきているだけに、肉体的に万全ではないときもあります。特にテクニシャンの中村俊輔は自分のプレーをするだけでなく、カテナチオの国の選手やヨーロッパの大型選手が繰り出すハードタックルとの戦いを長きに渡って続けてきているため、今回のように万全ではないときもあります。先のアウェー戦では痛み止めの注射を打って出場しているし、こういう限界を超えてまでも戦っている話を聞くと、とにかく彼には充実したオフを過ごしてね、としかもう言えないよね。
で、さらなる厳しい試合となることが予想される今後は、なにより選手のコンディションが重要となります。ワールドカップ予選はFIFAのマッチデーに指定されていますが、それでも海外組にとっては厳しい日程となります。それに関係するように監督には、ジーコの時代に指摘された、例えば国内組は一週間前から合宿を行っているのに、海外組は試合近くになっての合流が多くなってしまい、その海外組のコンディションと国内組のモチベーションをどう解決するかという問題が突き付けられます。さらに国内組では夏場の消耗戦を戦い抜いている時期に、最終予選が始まるのも気がかりです。ヨーロッパへと移籍を目指す選手に有利というより、やはり選手の肉体的な負担を考えると、夏の期間はオフにした方が良いと思うけど、観客動員などを考えると簡単には解決しないことなのでしょう。とにかく予選突破。最高の準備とモチベーションで試合に臨んでもらいたいです。ただ、ピッチでの完成度はまだまだ改善の余地はありますが、ここにきてチームを包む雰囲気は上昇していることは間違いありません。本当に「おおっ」と思いました。






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