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16F東京対福岡に行ってみた

 試合前、ピッチレベルにいると僕を呼ぶように手招きする人がいる。うん。手倉森誠さんじゃないの。そう、オリンピック代表監督は来るオリンピック本大会に向けてのチーム編成のために、選手を視察に来ていたのね。
 彼とは昔から仲良くしているので、わずかな時間でしたがオリンピックチームの話をしました。
 1月に行われた予選で、世間では劇的な勝利となった決勝の韓国戦がクローズアップされていますが、僕は大会を通じてもっとも良かったと思ったのは初戦の北朝鮮でした。
 手倉森誠さんが一番良かったと言っていたのは準決勝だったかな。だったかなって人の話を良く聞いていろって感じね。
「あの試合、負けると思った」と監督本人を前にして言う僕も僕ですが、監督自信もタフな試合だったと感じていたみたいです。
 そして、元々ターンオーバー制で大会を乗り切るつもりだったそうですが、この試合でその思いが確信に変わったそうです。北朝鮮戦のようなタフな試合が続けば、限られたメンバーで大会を勝ち抜くのは難しいと強く感じたんだろうね。選手も、その考えに理解を示してくれたそうです。
 選手の心情はレギュラーとなって試合に出たい、そしてより長い時間、たくさんの試合に出たいとなるよね。そこを選手たちに納得させた。選手たちも試合の間隔が短いため、全選手の力をもってして臨むのが相応しいと思ったんだろうね。
 結果、見事にオリンピック本大会出場と優勝を果たしたわけだ。
 サッカーでは言うまでなく勝利は選手が勝ち取るものです、ただその一方で、監督が選手たちを勝たせることも重要。より、勝利の確率が高い戦い方でチームを導かないとね。
 この指導者の考えと、実際にプレーする選手が一体となったときチームは結束し、目標への力となるってこと。
 で、FC東京とアビスパ福岡。どちらのチームが一体となっていたかというと、それは結果が示していたような気がするけど……。ホント、チーム作りって難しいよね。

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